ここは鋼の錬金術師の二次小説サイトですので、興味の無い方、また同人等の意味の解らない方は閲覧をご遠慮願います。ぺこり
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2012年09月28日 (金) | Edit |
「セントラルへの栄転おめでとうございます少将。そして、中将への昇進決定おめでとうございます」
流石の副官も感無量と言う雰囲気でそう告げただが、肝心の黒髪の男は眉を顰め
明らかに不機嫌な顔で一枚の写真を眺めていたのだった。
「少将?どうされたのですか」
上司の机の上にあるのは、和平条約が結ばれたクレタから贈られた記念パレードの内容のパンフレットと、文化交流の資料、そして
クレタの貿易交渉の品目のリスト等を書いたものが山積みされていたのだが
漆黒の男は、その資料の中から見つけ出した一枚のモデルの写真を目にした途端、今のような険しい表情になったのだ。
副官と、長身の金髪の男はお互いの顔を見合わせて、興味津々で上官の左右からそれを覗き込んだ。
其処には、金色の巻き毛を揺らしたとびっきりの美少女がフリルのドレス姿で写っていたのだった。

「あら、可愛いですね」
「へぇ~すげぇ、まるでお人形みたいな顔してますねぇ~しかし、どっちかってーとクレタ人ってよりアメストリス人って感じッすね」
「ああ、もしかして彼女が今クレタで人気の歌手の、確かエリンちゃんだったかしら?」
「ホークアイ大尉、詳しいっすね」
「まぁ、一応式典が行われる前に出演者のチェックはしたから。実際に彼女には会えなかったけど、今クレタでも大人気の国民的スターよ。今まではラジオでだけその天使のような声が流れていたのだけど、今回のパレードで初めて顔出しをして大ブレイクしたらしいの」
「そうなんっすか。俺は全然知りませんでしたよ。しっかし、この写真では目の色まで判りませんけど、顔立ちはエドに似てますよねぇ」
紫煙を吐き出しながら、のんびりとそう呟いた男に
ホークアイは驚いたように目を見開き、そして上官の表情を確かめるともう一度写真の中の美少女を再検分した。

「これ…………エドワード君だわ」
「え!?マジッすか!?」
ぶほっと煙草に咽ながら驚く男に、黒髪の上司も苦々しい表情で認める。
「ああ、確かにこれは鋼のだ。おそらく本物だな」
「え?いや、しかし。何であいつは───そっか、西の方へ旅してるって言ってましたね」
焦る男に、ロイは大きく息を吐き出すと、副官へ視線を向けた。
「彼女のプロフィールはどうだったんだ」
「はい、確か年齢は18歳。クレタとアメストリスの国境沿いの町出身で、父親がクレタ軍将校なので身元は確かだと」
「年齢は合っているな。が、経歴は嘘だ。クレタは我が国より軍事国家だぞ、仮にも将校の家の娘が歌手など有り得ない」
「そうっすね~アメストリスだって、将校クラスの家のお嬢さんは社交界にはデビューしますけど、歌手デビューはないっすからね」
のんびりと呟いた男に、ホークアイも素直に謝罪する。
「申し訳ありません少将。私のミスです」
「いや、あれだけの招待客も全て含めてなど、君一人でチェックは無理だ。それに、実際無事に式典は終了したんだしね。とりあえず彼女の正体が本当に鋼のであるかどうか確認する必要があるな。そして、何故こんな事をしているのかという理由も」
「そうっすね。ブレダ達も既に一足先にセントラルに戻ってますし、俺達が此処に居る間に何とかしなくては」
決心したようにそう呟いた長身の男に、鷹の目の女性も鋭い視線を向けて頷いたのだった。






まだかーにゃんさんにも送っていないので、校正前です~
もう直ぐ出来る
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