ここは鋼の錬金術師の二次小説サイトですので、興味の無い方、また同人等の意味の解らない方は閲覧をご遠慮願います。ぺこり
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2012年09月14日 (金) | Edit |
こんな感じでサクサクです



ロイのお見合いパーティがあった翌日、エドワードはひとり大総統室へ呼ばれていた。
「やぁ、鋼の錬金術師君。久しぶりだ、相変わらず美人だね」
ニコニコと微笑みながら迎える好好爺に、エドワードは内心ウンザリしながらも補佐官達の居る手前
完璧な挨拶をして見せる。
が、大総統自ら人払いを命じた後は、態度を豹変させた。
「んだよ、定例の報告ならちゃんと顔出しているだろうが。中将は今日は一日軍議なのに俺だけ呼び出すなんて何かあるのか?」
「うんうん。察しが良いね、今日は中将と会ったのかい?」
「いや、俺は今日はちょっとアカデミーに寄ってから登庁したから」
少し目を逸らしてそう報告した青年に、大総統の眼鏡の奥が鋭く光る。
「当分会いたくない。と言うのが本音だろう」
ズバリと言い当てたその言葉に、エドワードは大きな金色の瞳を見開く。
「なっ……何で」
「そりゃ、君の顔を見れば判るよ。いつもなら生き生きとした表情と顔色をしているのに、今はその気も沈み、顔色も悪い」
「………………」
「マスタング中将の見合いがそんなにショックかね」
「いや。ショックと言うより……違うな。やっぱショックだったんだろうな、俺、ずっと中将とは今のような関係を続けて行けると思ってい

たから」
少し遠い視線でそうぼやいた青年に、大総統は独特の笑を零す。
「何、男同士の友情は家庭を持ったとしても揺るぎはしないものだよ。それに、君達は同じ職場だからこれからも家族より長く過ごす事は出

来るんだしね」
「でも、今の様に泊まって行ったり、食事を共にする事は出来なくなる」
俯いてポツリとそう言った青年に、大総統は成る程と頷いて
「では、君も結婚し給え。そうすればお互いに家庭を持ちながら、共に同士。親友として過ごせるだろうし」
「結婚?俺が?冗談──────いや、そうか俺も20歳だったんだ」
改めてそう口にしてエドワードは自らの顎に手を当てるが、想像すればするほどそれは形無いものになって…
だんだんと眉間に皺が寄って行った。

──────現実的じゃない。
何だろう、この違和感と言うかもやもやとした気持ちは。
中将が結婚するから俺も結婚するなんて、それは余りにも短絡的な展開だ。
俺は何故こんなにも悶々としているのか、その意味が知りたいだけなのに。昨日一晩悩みに悩んでも出なかった結論は、今もこうして引き摺

ったままだ。どんなに難解な数式や化学式だって此処まで悩む事は無いのに。

好好爺のような大総統は、そんな青年の様子を注意深く観察すると
やはりねという雰囲気で肩を竦めた。
「鋼の錬金術師君。君は本当に自分の気持ちに気がついていなかったんだね」
「え?」
「まぁ、君の生い立ちを考えたらそれは仕方の無い事なのかもしれないが。でも、ここらでちゃんと線引きをしておかないと。後々君も中将

も苦しむ事になるだろうと思ってね。年寄りのお節介だよ、これは」
この老体は何を言いたいんだろうと、エドワードは金色を頭を傾けるが
大総統は、エドワードに向かって断罪の宣告とも言える言葉を投げかけた。

「つまりだね、君は中将が好きだという事だよ。勿論、LIKEではなくLOVEの意味でね」
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