ここは鋼の錬金術師の二次小説サイトですので、興味の無い方、また同人等の意味の解らない方は閲覧をご遠慮願います。ぺこり
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2012年04月28日 (土) | Edit |
「おはよう」
爽やかな笑みを浮べながら、艶っぽいバリトンでそう挨拶されたが
エドワードは机の上で突っ伏したままの状態で、呆然と顔だけ上げてその人物を見詰めた。
「………………」
「こら、ちゃんと朝の挨拶はしなさい。それに、机の上はベッドじゃないぞ、そんな風に寝転ばない」
まるで小さな子どもを諭すようにそう言った人物は、銀縁の眼鏡をかけ、仕立ての良いスーツを着こなして居た。
黒い髪、黒い瞳。それに、黙っていればアクターにも見える洗練された容姿。
──────夢?それとも幻?
どうやら、自分は思っている以上に疲労が溜まっていたらしい、まさかこんな突拍子も無い夢を見るとは思わなかった。
あのロイ・マスタング大将が、こんな早朝から、しかもアカデミーの図書館に現れて自分に挨拶するなんて。
きっとこれは白昼夢。
人間疲れが溜まると色々な弊害が現ると聞くが、まさか自分にこのような症状が出るとは思わなかった。そうか、睡眠不足!これはレム状態と言うやつなのかもしれない。
エドワードはそう結論付けると、そのまま顔を下ろし寝る事にした。
朝一の講義までまだ時間はある。半時位仮眠すれば、十分頭は働くだろう。
それにしても、何で今更この男の夢を見るんだろう。あれから2年近くも会っていないのに……
そうか、2年後の大将はこんな姿になっていたんだ。すげー大人の男って感じだ。
昔はもっと皮肉っぽい笑みを自分に向けて、青臭い感じがしたのに。

──────君、もしかしてまた私の前で眠りこけるつもりなのか?
そんな、責める様なバリトンの声を遠くで聞いて、エドワードはそのままスヤスヤと眠ってしまったのだった。
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