ここは鋼の錬金術師の二次小説サイトですので、興味の無い方、また同人等の意味の解らない方は閲覧をご遠慮願います。ぺこり
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2012年03月27日 (火) | Edit |
「でも、君は私を訴えなかったし。あれからも関係を続けてくれているだろう?それは何故だい」
一度聞きたいと思っていたその疑問を投げ付けるが、金髪の青年は驚いたような表情で振り向くと
ブファッと噴出すようにして、息苦しそうに身体を二つ折りにして笑い出したのだった。
「──────君。それは幾らなんでも失礼な反応じゃないかい」
「ひぃ~だって。いや、ちょっと………クルシ。ってか、尻が痛いのにぶっ飛びそうだぜ」
涙を流して本気で笑う青年に、ロイはムスッとした表情で腕組みする。
「そんなに笑うほどの質問内容かね」
「ああ………すげー笑えた。そっかぁ~あんた、マジで馬鹿なんだ」
「君!」
「ホント。馬鹿だよ、んなのあんただってとっくに知っているだろう?俺みたいな人間にはあんたって言う金の成る木を持ったスポンサーは大切なんだよ。昔も、今もな」
白い歯を見せて、爽やかな笑みを見せてバッサリと言い切ったその台詞に
漆黒の男は自分の胸の奥に黒い染みようなものが広がって行くのを感じたのだった。

そう、それは当然の返答だ──────
何しろ、自分は15だった彼を強姦した後で、その条件を生涯保障すると提示したのだから。
ああ。また夢の中でも味わったあの苦々しいものが自分を支配する。

今度こそ手を出さず、旧知の友人として接するつもりがこんな風に貪り付く様に抱いてしまった。
そうだ、何もかもタイミングが悪いのだ。
彼の現れたタイミングも自分のこの情緒不安定も。
「とりあえず直ぐに金は用意しよう、それと東方でのホテルも」
「ホテル?んなの要らないよ、此処に滞在中はあんたのアパート泊まらせえてよ」
いいだろう?と可愛らしく華奢な首を傾けた青年に、ロイはまた自分の心がざわつくのを感じたのだった。
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