ここは鋼の錬金術師の二次小説サイトですので、興味の無い方、また同人等の意味の解らない方は閲覧をご遠慮願います。ぺこり
--年--月--日 (--) | Edit |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


2012年02月04日 (土) | Edit |
夏祭りに参加するたびに衰えを感じる昨今。
少しお休みしていたスポーツジムを復活させて、順調に体力つけていますよ。
ジムを休んでいた間は、PCのせいで肩こり偏頭痛が酷かったのですが
今は全くと言って良いほど痛みがありません!
いや~やはりスポーツって医者要らずですよね。
今回はうちのダーリンと一緒なんで、私のサボり魔の虫を上手く払ってくれていますよwww
目指すは大阪市民マラソン参加!
いや、フルではありませんけどね。<行き成り志低い

指の怪我のリハビリも順調で、まだ少し打ち込みの速度とミスの回数は多いですが
長い時間も大丈夫になってきました。

今年はちょっとのんびりと書こうと思っていたのに、色々と書きたいものが出てきて困っていますよ。
とりあえず、コミケには参戦しないので少しは楽かな?

そして、今書きかけの男の子の作品はこんな感じです!あ!校正前なんでこれからまだ加筆、訂正します
夢中



act.01


「一体君は其処で何をしているんだね」

冷たくそう言い放った黒髪の男は、そのままイライラした様子で軍靴のつま先で床を鳴らす。
其処は東からの砂漠の風が舞い込む東方の最前線。イシュヴァールの復興の拠点でもある東方司令部だった。

黒髪の男の肩章は少将を表している。
2年前に起こった軍部の叛乱での鎮圧、その後のイシュヴァールの復興業績。そして、シンとの和平条約と。
目覚しい功績を挙げた若き准将は、此処東方司令部に配属と同時に少将となり次の中将への昇進も目前だと言われている。
そう、今や堂々と次期大総統は彼だと口に出して言う者も軍部内に現れて
ロイ・マスタング少将は、着実に大総統への椅子の距離を縮めていたのだ。

だが、そんな英雄とも言える人物が、今その顔は不機嫌そのもの。いや、不快感一杯の表情になっていたのだ。
泣く子も黙ると言われている焔の錬金術を其処まで動揺させる事が出来るのは、昔から良くも悪くも
彼──────エドワード・エルリックだけだった。
「よう!准将。久しぶり。いや、少将になったんだってなぁ、おめでとさん」
陽気に片手を挙げてそう言い放った金髪金目の青年は、同じく金髪の長身の男と共に司令部の食堂でガツガツと食事を摂っていた。
ロイはチラリと机の上に積み上げられた食器を見て深い溜息を吐き出すと、そのまま長身の男を睨み付ける。
「ハボック中尉。鋼のは──いや、エドワード・エルリック氏は今は一般人だ。その彼が何故此処で堂々と軍人達に混じって食事を摂っているんだ。これは貴様の判断なのか?」
冷たく言い放たれたその台詞に、長身の男は慌てて立ち上がって弁明する。
「いえ!滅相もないっす。俺は、ホークアイ大尉に命令されて大将をイーストの駅まで迎えに行ってたんっすよ!」
「ホークアイ大尉に?」
思わず眉を寄せてその名を呟くが、昔からあの副官だけには自分も逆らう事が出来ないと自他共に認めているので
仕方ないとばかりに首を振る。
「判った、後で大尉から理由を聞こう。鋼の、君も食事が終ったら私の執務室へ」
「え~説教はもう要らないぜ。俺だって、此処に寄るつもりはミジンコも無かったのに大尉に無理やり命令されたんだからなぁ!」
その返答に黒髪の将軍は、思わず表情を変えた。
「……君は、元々此処に来る予定では無かったのか」
「ったり前だろう?大体用も無いのに、何で東方司令部にわざわざ寄るんだ。俺は3日前に西から戻って来た所で、荷物だけ先にリゼンブールに送ったから、それを追いかけて移動中だったんだよ」
「3日前……君、1週間前にはアメストリスに入国していただろう」
「そっ!それなのに、荷物が多いから審査にめちゃくちゃ時間が掛かっっちまって。ホントこんな時に銀時計があればなぁってマジで思ったけど。まぁ、取りあえず文献や貴重な資料も全部リゼンブールに送る事が出来から、後は研究三昧の日々を送れるって楽しみにしたんだ」
嬉々として答えた青年に、ロイもハボックも暫し呆然とする。
「どうしたんだ?中尉まで」
「いや、その。じゃあ、大将はそのままリゼンブールに定住するのか?」
「ああ、とにかくあれだけの文献の量だから何年かかるか判らないけど、とりあえずそのつもりだぜ。でも、リゼンブールから此処までは近いんだし、今までの様に放浪しないから何時でも会えるじゃん」
ニシシと白い歯を見せて笑う青年に、長身の男は思わず目を逸らす。
「いや………その」
言葉を濁すハボックに対し、黒髪の男は仕方ないとばかりに淡々と言い放った。
「鋼の。実は2週間後には私は中将となってセントラルの中央司令部へ入るんだ。勿論、腹心の部下達も一緒にね。だから、此処には別の人間が司令官として配属される」
「え?」
驚く青年に、ロイも深い溜息を吐く。
「君が1週間前に入国したと報告を受けていたから、てっきり新聞は目を通して居ると思っていたんだが。そうか……それで大尉は君を此処で引き止めたのか」
「ああ、俺審査の間ずっと入国管理局に拘束されていたし。それに、所持金が少なかったのに、あんなに沢山の貴重な資料を持っていたから余計に疑われて」
「所持金が少ない?──────君、一月前に私の所へ寄った時にはかなりの金額を都合したはずだが」
驚く男に、今度はエドワードの方が冷たく言い放つ。
「あんた、馬鹿?文献の価値も価格もアメストリスもクレタもそう変わらないぜ。特に今回貴重な資料を山ほど手に入れたからな。まぁ、そうか~あんたが此処に居なくなるならもう金も貰えなくなるし。ならばっちゃんの所に転がり込んで、リゼンブールで農業でも手伝いながら研究に明け暮れるよ」
「大将、何言ってんだよ。そんな隠居爺みたいな事を言って、大将位の知識と頭脳ならセントラルに幾らでも仕事があるだろう?」
「え~何でセントラルみたいな物価の高い場所行かなきゃなんねーんだよ。リゼンブールなら食う事には困らないし、俺の研究目的は元々金を稼ぐ為のものじゃないから、広い場所とゆっくりと研究の没頭出来る環境さえありゃ良いんだよ」
唇を尖らせてそう訴えた青年に、黒髪の男も深い溜息を吐く。
「鋼の。取りあえず早く食事を済ませ給え」
青年の細い肩に手を置いてそう命じた男に、エドワードは大きな瞳を半開きにしてヘイヘイとおざなりな返答をしたのだった。
スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。